Schulze & Burch社、イントラロックスのダイレクトドライブ システムで成功を見出し、再投資で問題を解決

導入事例

Schulze & Burch社

製品

スパイラル

産業

製パン

ダイレクトドライブ コンベアベルト上の焼き菓子

お客様の目的

Schulze & Burch社の工場(アーカンソー州サーシー)では、焼き菓子製品の冷却に使用されていたフリクション駆動スパイラルが原因で、業務に問題が生じていました。内側ベルトエッジの動作が過剰で、搬送品の整列が乱れ、張力が高くなり、ベルトモジュールが破損していたのです。この問題が発生する都度、異物によって汚染するおそれがあるために搬送品を廃棄し、修理と洗浄のために生産を停止しなければなりませんでした。ベルトが破損するごとに、製品の廃棄と想定外の稼動停止時間によってコストが生じ、数十万ドルの損失が発生していました。しかもこの問題は、恒常的に発生していたのです。

工場の担当者は、衛生対策を強化し、予防メンテナンス点検を追加し、ベルトセンサーを複数設置し、ウェアストリップを潤滑し、整列装置に50万ドル投資したのですが、まったく効果がありませんでした。フリクション駆動スパイラルは依然として、同工場で最も問題のあるコンベアでした。常に稼働し、搬送品が汚染されるリスクを排除し、想定外の稼動停止時間もなくなる新たなテクノロジーに入れ替える必要がありました。

イントラロックスによるソリューション

Schulze & Burch社の社員数名が、2013年に開催されたPACK EXPOに参加した際、イントラロックスの展示物が目に止まりました。展示されていたスパイラルに感銘を受け、問題となっていたフリクション駆動スパイラルクーラーの代わりとなるソリューションがないか質問しました。イントラロックスは、特許取得済みの低張力ダイレクトドライブ システム(DDS)を推奨しました。Schulze & Burch社の装置用に調整し、実際に効果があるかを別の工場で確認してはどうかという提案です。理想的なソリューションだと確信した工場担当者は、ダイレクトドライブ スパイラルクーラーを購入し、翌年春に設置して運転を開始しました。

Schulze & Burch社はさらに、イントラロックスインテリジェンスも導入することにしました。遠隔でスパイラルをモニタリングする、特許取得済みのイノベーションです。システムの性能を最適化するために使用します。

結果

2014年にダイレクトドライブ スパイラルを設置して以降、Schulze & Burch社のサーシー工場における業務は劇的に改善されました。ベルトが破損せず、スパイラルが原因の想定外の稼動停止時間、製品の汚染、搬送品の廃棄、オーダーの中止がなかったのです。搬送品の整列に非常に優れ、元のベルトはまだ問題なく確実に稼働しています。さらに、イントラロックスインテリジェンスのセンサーノードから継続的に送信されるデータをイントラロックの技術者が分析し、システムの性能をさらに最適化するための提案を行っています。

Schulze & Burch社ゼネラルマネージャーのAlan Freeland氏は、「これはまさに変革でした」と述べています。スパイラルクーラーは、サーシー工場で最も性能の悪い装置でしたが、イントラロックスのこのソリューションのおかげで、最も性能の良い装置に生まれ変わりました。これにより、他の重要な課題に取り組めるようになりました。工場の担当者は毎年、ダイレクトドライブ スパイラルクーラー設置の成功を記念して、従業員のために祝賀会を開催しています。

ダイレクトドライブ システムの性能が非常に優れていたため、Schulze & Burch社は、DDSサポート構造のスパイラルをもう一台購入し、イリノイ州シカゴにある工場にも設置しました。そのシステムの性能も優れており、冷却能力、製造効率、洗浄ニーズ、稼働時間が向上しています。

シカゴにある当社工場で、焼き菓子ライン用に冷却能力を増やす必要がありました。サーシー工場においてダイレクトドライブ システムの性能が実証されていたため、導入は簡単に決まりました。ダイレクトドライブ スパイラルを購入して設置しましたが、非常にうまく稼働していま す。

Steve Egizio氏
Schulze & Burch Biscuit社、テクニカルサービスディレクター
ゼロ
2014年以降の想定外の稼動停止時間