岩手農協、ThermoDriveベルトで 安全かつ衛生的な加工ラインを構築

導入事例

Iwate Nokyo

製品

サーモドライブベルト

産業

食肉、鶏肉

白いサーモドライブコンベアベルトで搬送される白い加工鶏肉を担当する作業員

お客様の目的

岩手県を拠点とする岩手農協チキンフーズ株式会社は、日本全国の卸売 業者、食肉量販店へ鶏肉製品を販売しています。岩手農協チキンフーズの 県央工場では、毎日1シフトで63,000羽の鶏が加工されています。 県央工場が加工ライン全体で使用していたテンションの強い従来型PVC フラットベルトは、多くの問題を引き起こしていました。そのベルトでは蛇行、 軌道はずれ、ほつれ、ひび割れ、スリップがよくありました。それがベルトの損 傷と短命化、コンベアフレーム歪みの原因となっていました。これらの問題を 解決するには頻繁な修理とメンテナンスが必要でした。修理となると、その 作業に2時間が費やされました。

うちの工場は日本一長いコンベアラインを引 いています。コンベアラインは普通13mを超えることはなく、つまり、うちのライ ンは通常の3倍長いわけですが、そうできたのもThermoDriveのおかげで す。PVCフラットベルトでこれほど長いラインを設けるのは無理だったでしょ  う。

フラットベルトは洗浄しにくく、殺菌するには、作業員が布と化学洗浄剤を使 って洗浄しなければなりませんでした。それでもベルト裏面にカビが生える ため、衛生面の懸念が残り、また、異物混入とバクテリア繁殖のリスクもあり ました

イントラロックスの実施策

効率的、衛生的で、使用と洗浄が容易なベルトソリューションを求めていた 岩手農協チキンフーズは、イントラロックスのThermoDriveベルトを取り付け ることにしました。サーモドライブベルトの採用によって、県央工場は、水平走 行と昇り傾斜の両ベルトを取り付け、必要に応じてコンベアにフライトを備え 付け、青と白の2つのベルト色を使うことができました。また、長さの点で以前 は不可能だった98.4フィート(30m)の解体・整形ラインを設けることができ ました。

結果

岩手農協チキンフーズは、ThermoDrive取付けの成果に大いに満足して います。蛇行、ほつれ、ひび割れ、摩耗、フレーム歪みなど、テンションの強い 従来型PVCフラットベルトで悩まされていた問題はすっかり解消されまし た。ThermoDriveベルトは洗浄、メンテナンス、修理が容易で、効率向上と電 力消費低減にも役立っています。

工場の代表者はこう語ります。「うちの工場は日本一長いコンベアラインを引 いています。コンベアラインは普通13mを超えることはなく、つまり、うちのライ ンは通常の3倍長いわけですが、そうできたのもThermoDriveのおかげで す。PVCフラットベルトでこれほど長いラインを設けるのは無理だったでしょ う。」

30m
鶏加工ラインの長さ