革新的なAIM振分けソリューション、Madrange社で整列をサポート

導入事例

Madrange

製品

AIM装置, モジュールプラスチックベルト

産業

食肉、鶏肉

イントラロックス 2100シリーズ・直線部ゼロコンベアベルトに食肉トレーパックを搬送するAIM振分け

お客様の目的 

Madrange社は高品質のシャルキュトリー、デリミートといった食肉加工品を100年近くにわたって製造しており、その製品はフランス全土で販売されています。リモージュにある工場は2シフト制で週5日操業し、テリーヌのスライスおよびブロック、パテ、鴨ムースなどいくつかの高級食品の製造、包装、出荷を行っています。

シャルキュトリーのトレイは最近まで工場のスタッフの手で出荷用カートンに詰められていました。この手作業工程は、当然ながら工場の生産能力に限界を課していました。Madrange社は生産を増強するため、高速の自動カートン詰めを可能にする一連のロボットピッカーに投資することになりました。ロボットが成功するかどうかは、トレイが正しく幅寄せされ、なおかつバランスよく2列になってロボットに搬入されるかにかかっています。

イントラロックスの実施策

ラインの最終工程を完全に最適化するためにMadrange社が必要としていたのは、小さい設置面積内で適正なバランスと幅寄せを実現する高速のトレイ搬送ソリューションでした。そして、イントラロックス 800シリーズ・ActiveIntegrated Motion (AIM)振分け(2分岐)と、イントラロックス2100シリーズ・ZERO TANGENT曲線ベルトという2つの革新技術を融合させたソリューションが採用されました。

AIM振分けは、製品の無傷と向きを保ちながら優しいライン振分けを行うので、デュアルレーンのトレイ搬送用途で非付加価値作業の必要性を排除できます。ZERO TANGENTベルトは、搬送品の方向揃えを常に正しく保つとともに、設置面積を減少させ、最大のフロアスペースを提供します。

AIMソリューションは、自動包装効率目標と生産性100%の達成を最も確実に約束してくれるもので す。

Christophe Verdier氏
Madrangeインダストリアルプロジェクトマネージャー

Madrange社のインダストリアルプロジェクトマネージャー、Christophe Verdier氏は、イントラロックスの製品およびサービスを長くにわたって支持してきました。そして、AIM技術の実際の動作を見たとき、これは当該エリアにぴったりのソリューションだと確信したのです。2017年6月、AIMライセンシーである優先取引先の装置メーカー、ACEMIAによってイントラロックスのソリューションが取り付けられました。

結果

イントラロックス技術の融合によって生まれたそのソリューションは、Madrange社のニーズをすべて満たし、ライン最終工程で完全な最適化を実現しました。AIM振分けは優しいトレイ搬送、搬送品の着実な幅寄せ、高速デュアルレーンにおける優れたバランスを提供します。

Zero Tangentベルトは小さい設置面積内で正しい方向揃えを確保します。このソリューションの性能は、トレイ数毎分130個、毎時では7,800個という、リモージュ工場の生産目標達成に役立ちました。製品損傷や手直しの発生、ロボットまたはラインの遊休生産能力はなくなり、同時に手作業への依存も減少しました。

Verdier氏はこの装置をこう讃えています。「イントラロックスの革新技術のおかげで、高速で優しい製品搬送にかかわる非常に差し迫った技術的課題に対処することができました。AIMソリューションは、自動包装効率目標と生産性100%の達成を最も確実に約束してくれるものです。」