エビ加工会社、衛生を95%向上、高い食品安全性を認められBAP認証を取得
導入事例北米のエビ加工会社
製品
サーモドライブベルト
産業
魚と水産物
ソリューションズ
イントラロックスFoodSafe
お客様の目的
北米のある冷凍エビ加工会社は、日常生産を開始してから1年ほどたっ て、Global Food Safety Initiative(略称GFSI、世界食品安全イニシアチ ブ)によるBest Aquaculture Practices(略称BAP)認証の取得を目指す ことに決めました。その会社は以前、イントラロックスの傘下企業である Commercial Food Sanitation(略称CFS)と共同でHazard Analysis Critical Control Point(略称HACCP)プランを練り上げたことがあったので、最高レ ベルの食品安全を実現するため、再びCFSとイントラロックスに協力を求 めました。
イントラロックスの実施策
エビ加工会社は、イントラロックスのFoodSafe™専門家と連携し、イントラ ロックスFoodSafe技術を利用してBAP認証を目指すことにしました。その プロセスは、CFSによる次のようなコンサルティングとトレーニングから始ま りました。
- 施設レイアウト、既存プログラム、適正製造基準(GMP)ポリシー、衛 生慣行を対象に準備度を評価
- 衛生および食品安全面を改善すべきエリアを特定
- チームメンバー全員に対する現場でのインタラクティブな衛生トレー ニング、衛生に欠かせない7つのステップを知ってもらい、チームにコ ンベア洗浄実地訓練の機会を提供
- 総合的な衛生標準作業手順書(SSOP)を書面で策定
評価では、エビ皮むき機ベルトの搬入部で菌数が推奨値より高いこと がわかり、そこが改善すべきエリアとして特定されました。イントラロックス はFoodSafeチームの専門知識を活用し、エビ加工会社が古いベルトシステムをイントラロックスThermoDrive無張力技術へとアップグレードし て設備最適化を進めるのを手伝い、食品安全目標の達成を支援しまし た。ThermoDrive技術の一部である平らで均質な熱可塑性ベルトは、モ ジュールベルトよりも格段に洗浄が簡単です。エビ加工会社は、洗浄プロ セスを大幅に簡素化し短縮するイントラロックスのスプロケットスペーサー とThermoLaceTM接続システムをThermoDriveベルトに組み合わせ、ベル トの機能性をさらに向上させました。
アップグレードは迅速にトラブルなく進行しました。エビ加工会社は、ごくわ ずかな設計変更と改造の実施のみで、取付けの準備を整えました。そし て、ベルト取付け自体は短い定期メンテンテナンス期間中に行われまし た。以前その施設にあったシステムの取付けには3人の労力が必要でし たが、ずっと軽量なThermoDriveベルトはたった1人で取付けることができ ました。
結果
専門知識と業界最高の技術を持ち、衛生戦略とその実施に長年懸命に 取り組んできたイントラロックスの力を借りて、この北米のエビ加工会社は BAP認証を取得し、さらにはレベルの高い食品安全のための基準を次々 に確立することができました。達成されたのは次のような事項です。
- 食品安全リスクが低下したので、ふきとり検査 で基準値を超えた ATP量は平均で95%減少し、GFSIによるBAP認証の取得も実現
- 搬送装置の洗浄性が向上したので、高い衛生レベルの維持に要す る時間、リソース、水、化学薬品が最大50%減少
- 操業が最適化されたため、稼働効率を損なわずに衛生と食品安全 を向上することができた
BAP認証プロセスの最初から最後までイントラロックスの専門知識と技術が頼りになりました。貴重な知識を分けてくれたおかげで認証を取得できただけでなく、効率、製品品質、ブランドイメージも向上しまし た。
北米のエビ加工会社の生産マネージャー