Salumificio Mec Palmieri社、PK材質のイントラロックス重荷重エッジベルトでベルトエッジの破損と異物による汚染(FMC)を解消

導入事例

Salumificio Mec Palmieri社

製品

モジュールプラスチックベルト

産業

食肉、鶏肉

Salumificio Mec Palmieriの工場にあるエレベーターには、イントラロックスの青色PK重荷重エッジ��付きS800オープンヒンジフラットトップベルトが装備されています。

お客様の目的

上質な塩漬け肉の製造を手がけるトップメーカーのSalumificio Mec Palmieri社は、冷凍肉ブロックのエレベーターベルトで発生する異物による汚染(FMC)リスクが悩みの種でした。ベルトのエッジ部分の破損は設置当初から定期的に発生していました。実際に、Mec Palmieri社の品質管理部門は、エレベーター下のフロアに破損したベルトの破片が落ちているという事案を毎週報告していました。破損したベルトが製品自体に混入したという報告はありませんでしたが、FMC事案が一度発生すると、数日分の生産コスト、つまり1日当たり12万~15万ユーロ相当の製品コストがかかる可能性がありました。

イントラロックスによるソリューション

これまでも施設の別のエリアで協業していたMec Palmieri社は、エレベーター部のFMCリスクを最小限に抑えるソリューションを特定するための迅速な支援を求めて、当社に連絡しました。イントラロックスのFoodSafeチームがMec Palmieri社にまず提案したのは、ベルトフレームの引っ掛かりやすい箇所を特定して解消することでした。そして、青色PK(ポリケトン)材質の重荷重エッジを備えた800シリーズ・オープンヒンジフラットトップベルトでシステムを改造しました。これはサイドエッジが強化された耐障害性ベルトです。

エレベーターベルトを常に監視しなければならない状況から、その面倒な作業をほとんど忘れることができるものになりました。イントラロックスのコンサルティングとサポートのおかげで、運用を改善し、製品品質とブランドの評判を保つことができたので す。

Giuliano Ghelli氏
Salumificio Mec Palmieri社、工場長

イントラロックスPKは、食品と直接接触する用途向けに特別に開発されたものです。この頑丈な材質は、非機械的なベルトの破損とFMCリスクを抑え、耐衝撃性、耐薬品性、耐摩耗性がアセタールよりも優れています。さらに、重荷重エッジベルトは、開孔のない滑らかなベルトエッジのため、引っ掛かりやすい箇所が最小限になり、厚みのあるリンクで摩耗を防いでベルトの寿命を最大限まで伸ばします。

結果

Intralox® FoodSafe™アプローチの成果は、Mec Palmieri社の期待以上でした。新しいベルトを設置した2022年10月以降、Mec Palmieri社ではエッジモジュールの破損が一度も発生していません。その結果、ベルト破損に伴う汚染リスクがなくなり、定評ある高い基準を満たし続けることができるようになりました。さらに、新しいベルトのPK材質は剥離特性に優れ、適切な洗剤への耐薬品性が高く、モジュールの破損が発生しないため、はるかに洗浄が容易です。Mec Palmieri社は、エレベーターの適切な洗浄と消毒に要する時間を75%短縮できたと見積もっています。

100%
ベルトエッジの破損を解消
0
異物による汚染
12万~15万ユーロ
FMC発生の回避による1日当たりのコスト節約額
75%
洗浄時間の短縮