スパイラル用途の処理能力を向上

イントラロックスのモジュールプラスチックベルト（MPB）は疎水性で、冷凍用途においてベルトに水分が付着しないため、製品が容易に剥離します。摩耗による異物や製品の粘着といった、金属製コンベアベルトによる問題が解消されます。冷凍用途では、イントラロックスのダイレクトドライブ システムによって搬送品の向きが安定し、オーバードライブが解消され、（霜や氷の蓄積による）ベルトとドラム間の摩擦損失に関係する問題がなくなります。

冷却用途では、イントラロックスMPB採用のスパイラルにより、処理能力が向上します。イントラロックスMPBは、金属製ベルトに比べ、ベルトの疲労に起因する、計画外の稼動停止時間が減り、ベルトの寿命が伸び、摩耗による異物によって製品が汚染される問題（黒シミなど）が解消されます。イントラロックスのスパイラルベルトは、効果的に洗浄するのも簡単で、時間もかかりません。

イントラロックスのスパイラルベルトは、お客様の製品が生の生地でもパンニング用の製品でも、プルーフィング用途で優れた処理能力を発揮します。当社の軽量MPBにより、搬送品への跡残りが減るため、製品の損失が大幅に減り、品質が向上します。イントラロックスのダイレクトドライブ システムの低張力運転は革新的で、オーバードライブ、天板のずれ、整列不良、詰まりをなくします。

イントラロックスのスパイラルベルトは、非腐食性で水分を吸収しない、熱可塑性プラスチック材質で作られています。金属製ベルトエッジや破片による損傷が原因で生じる、パウチ漏れの問題が解消されます。イントラロックスのベルトは荷重搬送容量が高く、水冷中に重いパウチを効率的に搬送できます。イントラロックスのダイレクトドライブ システムは、パウチをベルトに直接配置できるため、トレイも段ボールも必要ありません。このため、製品が正しく整列され、冷却効率とライン速度が大幅に向上します。

緩衝またはアキュムレーションの用途では、イントラロックスのスパイラルベルトは、低い滞荷圧でのアキュムレーションを実現し、ベルトとスプロケットが正逆運転の設計で、122 m／分（400フィート／分）という高速です。当社のダイレクトドライブ システムにより、低張力でベルトを運転できます。早期の摩耗を防止し、ベルト交換によるコストが大幅に削減されます。

ダイレクトドライブ システムのスパイラル技術は、一方向運転と双方向運転の両方で稼動する製缶工場において効率を高めることのできる、柔軟で省エネルギーのソリューションです。上りおよび下りの一方向運転スパイラルコンベアを確実駆動させることにより、整列不良を解消することができます。濡れた缶の工程で使用可能で、エネルギー消費量を最大90%削減できます。双方向運転スパイラルが、製品の変更による稼動停止時間を最小限にするとともに、予期せぬ稼動停止時間の発生も防ぎます。また、機械のアイドリングを減らし、滞荷圧をかけないことで、たまった缶を守る役割も果たします。